自動車メーカー本決算

朝礼

5月中旬自動車メーカー本決算がズラリ揃う時期になった。先行して発表された3社を確認しておこう。

トヨタ決算データ


トヨタ売上げ約30兆、営業利益2.4兆。コロナの影響で前年度より1%売上げは落ちたのだが大変に素晴らしい業績だとおもう。豊田社長は会見で今年度は売上げが2割落ちると言われたが、トヨタの企業復帰が早い為、私はそこまでは落ちないとおもっている。

ホンダ決算データ

ホンダ売上げ約15兆、営業利益6300億。ちょうどトヨタの1/2ぐらいの売上げ、利益である。ライバルの日産と比べれば大変にすばらしい好決算である。二輪、四輪バランスよくやっていて、二輪においては世界ナンバー1企業になったのではないだろうか。四輪は、Nシリーズ軽四のヒット商品を軸にフィット等の普通車にも力を入れて欲しいとおもいます。

マツダ決算データ

マツダ売上げ3.4兆、営業利益436億。利益率1.3%。マツダ販売不振の中、なんとか黒字に入れてきたので素晴らしいとおもう。今後の経営もトヨタ連合としてトヨタのやり方を踏襲していけばハイブリッド、EV車についてもうまくいくだろう。マツダのディーゼルエンジン推奨経営の見直しも浸透してきたかと思えば、また新しい失敗をしてしまいそうなプロジェクトが立ち上がろうとしている。また後日改めて記事にします。

来週になれば全社決算が揃うことになるとおもうが、トヨタ、ホンダ、スバル、スズキ以外はなかなか厳しい業績結果になることが予想される。舵取りを変えていかなければいけない変革期にきているのである。国内はトヨタが一人勝ち体制で、次いでホンダが追う・・・そんな時代が長く続きそうである。

       記事  石村忠美