モビリティーショーに行って感じたこと

朝礼

みなさんこんにちは!!久しぶりの投稿になりますね。今週TOKYO MOBILITY SHOW2023に行ってきました。今回は南館でAir Xさんブースにて空飛ぶクルマの展示をしているのでプレスの手伝いとして行ってきました。空き時間を見つけて東館、西館と重要メーカーは全て訪問させていただきました。

最近では日本車のEVの遅れに対していろいろ言われていますが、はい!まさにその通りです。中国ナンバー1企業(EV業界そろそろ世界1)BYDを見て感じたことですが、車としての作りこみに関しては日本車も負けてはいないのですが、プラットホーム規格の考え方、バッテリーの生産技術に関しては10年程の遅れを感じています。特に量産技術、安価に製造する技術に関しては何年経っても勝ち目はないとも感じました。

中国、欧州の電動化に対してのスピード感は素晴らしいものですが、アメリカ、日本メーカーに関してはまだまだ結果がでてないのが事実です。米のテスラ社だけは先進的に結果をだしてきましたが、正直中国市場頼りになっています。これからは中国自動車メーカーに押されてシェアの低下しかみえてこない感じなのです。

直近の2年間でどうなるか?ですが・・・中国BEV普及率50%、欧州35%、北米8%、日本2%ぐらいになります。電気自動車の時代はマッタ無しに訪れます。エンジンはまだいけるなどと足踏みしていると世界の進化から取り残されていきます。事実日本メーカーはEVの遅れから大事な中国市場をどんどん奪われているのです。我々、工作機械メーカーとしてのお客様見極めをする大事なタイミングになっていることに私達は気づいていかなければなりません。その事実を理解できた企業だけが生き残っていくことになります。

  日吉設計 代表  石村忠美