4月の工作機械受注 半減

朝礼

日本工作機械工業会が14日に発表した4月の工作機械受注総額(速報)は、前年同月比48・3%減の561億2700万円だった。リーマン・ショックの翌年にあたる平成21年以来の低い水準となった。新型コロナウイルスの世界的な流行で国内外の多くで移動制限がかかり、各社とも受注活動が十分にできなかった。また国内外の製造業で業績悪化の懸念が高まり、不要不急の設備投資が先送りされる可能性も強く、本格的な受注回復は夏以降となるだろう。

内需は51・4%減の211億6100万円で17カ月連続の減少。

外需は46・3%減の349億6600万円で19カ月連続の減少。

工作機械業界は一昨年夏ぐらいから、右肩下がりの状況であった。コロナショックに当てつけて沈み行く企業が無いかが心配である。トヨタ、ホンダの決算を考えてみよう。なんら過去最高の売上げ、利益と変わらないレベルにあるし、設備投資金も変わっていないのである。せめても自動車関連の工作機械メーカーだけは活発であってほしいものである。

        記事  石村忠美