中国急速に回復

朝礼

コロナ禍で世界経済に逆風が吹き荒れる中にあって、中国での工作機械など生産設備の需要が回復著しい。日本メーカーの中国からの工作機械受注額は6月まで4カ月連続で前月比で増加し、産業用ロボットも増加傾向が続いている。先進国に先駆けて、いち早く新型コロナウイルス感染が収束に向かい、政府のインフラ投資や消費刺激策も奏功した。一方で米中貿易摩擦が再び悪化に転じるなど、先行きを懸念する声も挙がる。

「中国市場は急回復し、好調な状況が続いている」。国内大手産業用ロボット各社のトップや幹部はこう声をそろえる。第5世代通信(5G)や半導体関連、工場の自動化に関する事業が活発化。特にロボットメーカー各社が手がける半導体の搬送用ロボットなどは受注が好調だ。(日刊工業より)

工作機械各社、テック関係を扱うマシンをもつ企業が急速に回復している。小型、高速マシンが必用とされる時代が再びきているのである。

       記事  石村忠美