ハイブリットやEVの工作物

朝礼

今回の今日の朝礼は、工作機械メーカーには大変に大事な情報である。

現代人はあまりに車に興味がなく工作機械業界内にいても、EV時代になったらどのような部品が加工品になるのか全くといっていいほど分かっていないので予習してほしいとおもっている。

EV加工品(4種)

EV車両は大きく分けて、4種類の大物加工品にわかれる。一つはモーターがビルトインされるモーターハウジングである。中ぐり加工さえできれば一般的にマシニングで加工できてしまう部品である。二つ目はミッションケースである。技術的にはエンジン部品のミッションケースとほぼ変わりない部品である。三つ目は電動機を制御するアンプユニットである。これは一番簡単な部品で30番のマシニングで簡単に出来てしまうであろう。4つ目はいままでにないアルミ製のプラットフォームである。物が大きいく、雑穴加工やミーリング加工が大きい面積で必要になってくる。

4つ目を加工する専用マシニングがこの世に無いため、いち早く量産体制できるかがポイントになってくる。この専用マシンだけで世界売上げ5000億円の市場になるであろう。

アルミプラットフォームCG図
プロトモデルのプラットフォーム

私がおもうにEVやハイブリッド車両のスタンダード工作物になる。即ちアルミシャーシに大量のバッテリーを詰め込む時代になるのである。日本企業よ出遅れるな!!

        記事 石村忠美