工作機械受注状況 8月

朝礼

日本工作機械工業会が発表した8月の工作機械受注は前年比86.2%増の1265億8700万円だった。前年比でのプラスは10カ月連続。

前月比では6.2%減。 内需は前年比100.4%増(前月比1.8%増)の462億1900万円。外需は同78.9%増(前月比10.3%減)の803億6800万円。

県内のとりまく環境は別として工作機械業界は完全に回復したといえる。今後も1000億水準はキープできていくだろう。私達の業界のように、自動車内燃機関に依存している会社はリストラを余儀なくされているため、そういう製造業を世界のEV部品が受注できる会社になるように動いていかなければならない。

エンジンに依存している会社はいずれ潰れる。時代はもう変わった。水素エンジンも燃料電池も世界では通用しないだろうし、流行らない。プラグインハイブリッドもEVとして認められない時代ももうすぐくる。ヨーロッパ、中国を先導に世界はEVにむけて急加速しているのである。

世界の自動車メーカーが日本にEV車を送り込まない世の中になったら、日本自動車メーカーは化石化してくだろう。トヨタのようにHVの比率をあげていくことも大事かもしれないが、同じ比率でEVをだすことも大事である。

仮称 アイエムケー日産

日本な逆転のチャンスがあるとすれば、日産が来年発売する軽のEVである。この軽が日本の市場を変えることがあるとすれば、中国ホンガンMINIのようにEVの見本市場を作るのかもしれない。まちがいなく普通車で爆発的に売れる車の発売はないと想像できるので、軽市場からの世の中の変わりに期待したい。

      記事  石村忠美