EVでなくまずはPHEVで

朝礼

近年日本の自動車メーカーがEV化できていかないのに対しHVが正しいとか、EVが本当にエコなのかという論争が未だにおきている。国内自動車メーカーはEVの遅れを一番に感じながら未だにエンジンで勝負していいのか?と考えさせられている。そしてEVに対しいろいろな問題点があると言われるが、私の中で3つに絞られたので発表しよう。

①バッテリー重量の問題、②バッテリー劣化の問題、③極寒地でのEV車の弱さ。この3つをクリアーする為にも、各メーカーは世界と技術争いをしなくてはいけないのである。航続距離の問題やバッテリー価格の問題に関しては月日が流れると共に性能は格段にアップしています。

といろいろ述べてはきたが、R6.6月ぐらいから日本自動車メーカーも考え方が変わってきたとかんじている。とくにハイブリッドを強く主張してきたメーカーも突如PHEV推しになってきたと感じています。これからはHVでなくPHEVの時代にシフトになっていくでしょう。といってもよく解らない話で簡単にいうと、電気比率を高めた考え方のクルマが増えていくことになるでしょう。



正直プロの視点から見てもHVの効率も良いし、国内においてはEVよりもトータルコスト面で安価なのは間違いないとおもいます。しかし、いつまで経ってもガソリンを使用する世の中を継続するわけにもいかない時代背景にもなってきています。私が強く言いたいのは、いずれフルEVの時代がくるのであれば最初からEVをつくるようなことをしなくては、全てが手遅れになると言いたいのです。日本だけがHVが良いだとか、PHEVが良いとか部品点数の多い時代を推奨していると、何年後かEVなった時、馬鹿な時代を作っていたなぁと思う時がきっとくるでしょう。そうならない為にも最先端技術の最短ルートに挑戦しなくてはいけません。

         記事  石村忠美