欧州全体の6月期車両売り上げで、プラグイン車両のシェアは19%、通年では16%となりました。このうち10%が純電気自動車です。
現在はPHEVとBEVの人気が拮抗していますが、欧州委員会は先日、2030年までにICE車を実質禁止することをアナウンスしました。これに伴って徐々にBEVへのシフトが加速しそうです。
人気BEVはテスラ『モデル3』が圧倒的な1位で、2位はルノー『ゾエ』、3位がVW『ID.3』でした。今年後半にはベルリンの工場がオープンし、SUVのテスラ、モデルYも市場に入ってきます。おそらくモデルYもモデル3同様に爆発的に売れることでしょう。
ちなみに、「BEV」は「Battery Electric Vehicle」の略で、つまり100%電気自動車を意味しています。同様に「PHEV」は「Plug-in Hybrid Electrical Vehicle」、外部から充電可能なハイブリッド車を意味します。
上記の台数をみて分かる様に、欧州では3割が電気自動車となっています。BEVでも10%を超えるようになってきました。ちなみにヨーロッパメーカーは日本に電気自動車を販売しない方針のメーカーが続出しています。
日本は圧倒的な途上国になってしまったのかもしれません。
記事 石村忠美