USB Type-C時代

朝礼

EU圏で1つの充電端子を使うルール

今、世界全体で年間約5,000万トンの電子廃棄物が発生し、一人当たり1.6キロ、ヨーロッパでは16.6キロに相当しているという。充電端子の規格統一に向けた施策は、この電子廃棄物をより少なくすることを目指すためのものだ。数十種類あった充電ケーブルは数種類になったがそれでもまだ混乱は少なくない。現行デバイスで使われている充電端子として、USB Type-C、MicroUSB、Lightningがあるが、それをひとつに絞り込むことになる。どう考えてもUSB Type-Cだ。今ここでType-Cがこの先10年、20年使われ続ける規格としてふさわしいかどうかはなんともいえないが、とにかく1種類に限定するという考えは正しいと思う。

代表する3種の端子

スマートフォンにおいてはMicroUSB、Lightningメリットのないケーブルを採用すれば、シェアを失う端末になっていくであろう。ずばりtype-cのみの時代になると私は思う。工業製品全てにおいて(自動車、工作機械、パソコン)このtype-cの採用をすれば、もっと便利な世の中になるはずである。

          記事 石村忠美