三一重工、建機3位に急成長

朝礼
三一重工のロゴSANY

中国の建設機械メーカー、三一重工が株式市場で米キャタピラー、コマツと競う「3強」の一角として台頭してきた。2019年7~9月期の決算では唯一、増収増益になった。投資家の成長期待は大きく、株式の時価総額でコマツに迫りつつある。中国の「一帯一路」政策に乗って海外展開も加速する。

日経中国語新聞より

三一重工が建機としてまともに動き出したのは10年前ぐらいである。以降、中国経済の成長とともに年25パーセント売上げ増をつづけている。キャタピラーやコマツも今から5年間が正念場になることは間違いないだろう。中国にはこのような建機メーカーがまだまだ沢山あり、どの企業も急成長している。そして彼らは、インド、アフリカ市場へもと乗り出し成長している。

中国のインフラ整備は、数年前から電力、鉄道に対しての予算はマイナスの傾向であるが、地表より上の道路、建物の予算に関しては10パーセント程の予算増額を続けている。金額にして一兆円づつの増額になっているのである。まだまだ中国の地方部には道路がなく、私の見る限り1/10ぐらいいきわたった感覚である。世界の建機メーカーはその莫大な予算の仕事を取りにいかなければならないのである。

      記事 石村忠美