工作機械汎用機市場

朝礼

近年工作機械の市場は汎用機械メーカーの独占市場となっている。専用機を製作する会社も沢山存在するのだが、どうしてこの様な現象になってしまったのだろう。

幾つか要因はあるのだが、3つだけ挙げてみよう。

まず一つ目は電気的な技術の進歩である。汎用機メーカーの工作機械はCAD/CAMで自動運転できるのに対し、専用機メーカーはプログラムをつくらなくてはならない。汎用マシニングセンターにもなれば、CAM自動運転、モーター寿命交換、刃物寿命交換など20年前からその様な技術に対して、専用機は未だ対応できていない企業もある。

二つ目はデザイン性である。大手汎用機メーカーになれば流石にカッコイイ作りをしている。操作パネルは人間工学を考えて設計されており、いつの時代も使い易いのである。

三つ目は価格である。マシニングセンター30番であれば500万ぐらいで、クーラントタンク付きで納入できる。40番であれば700万ぐらいから容易がある。専用機メーカーには太刀打ちできない価格である。

専用機メーカー存続するためにも、改革が急がれる・・・

      記事  石村忠美