5月の工作機械受注52%減

朝礼
5月 工作機械の受注

日本工作機械工業会(日工会)がまとめた5月の工作機械受注実績(速報値)は、前年同月比52・8%減の512億6000万円と、20カ月連続の前年割れとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う顧客の設備投資の見送りや営業活動の自粛が響き、内需、外需ともに大きく落ち込んだ。総額と外需は、2009年11月以来の低水準となった。また、単月の総額で600億円を下回るのは2カ月連続となる。 「工作機械見本市」中止、顧客とのつながりどうする?  内需は同57・4%減の182億500万円で、18カ月連続の減少となった。外需は同49・8%減の330億5500万円で、20カ月連続の減少。350億円割れは2カ月連続となる。  新型コロナの感染収束に見通しが立たず、本格的な需要回復が不透明な状況が続く中、国内では緊急事態宣言の解除を受けて今後の経済活動の再開が期待されている。日工会では「営業活動が今後展開されることで、緩やかに回復に転じるのでは」(調査企画部)と見ている。(日刊工業新聞より)

本当に企業の体力が試される正念場になってきましたが、前向きにがんばりましょう。私は簡単に回復しないと思っているし、今までの普通、1000億という受注レベルまでは簡単に戻らないと判断している。中国でも機械を作れるようになり、価格の下落がはじまっているからである。

     記事  石村忠美