未来の若者達

朝礼
TOKAIフォーミュラチームの車輌

私たちが仕事としてやっている設計。協力して部品を製造してる会社。組み立てしてる会社。それらを一貫してやっている学生達がいることをご存知であろうか!彼らこそが学生フォーミュラだ。

先日、学生フォーミュラ2019があったので少し彼らのことを調べてみた。彼らは、いちから設計製作し、走行テストもし、大会に挑戦する集団(仲間)だ。国内外から全部で89チームが集まり決められたレギュレーションで競い合う。学生達が、青春と情熱を賭けて戦う場所。

学生フォーミュラのルールは、まず車検を通したチームから、静的審査と動的審査で争う。静的審査はコスト審査、デザイン審査、プレゼンテーション審査で評価される。動的審査はアクセラレーション『加速性能』、スキッドパッド『旋回性能』、オートクロス『一周のタイム』、エンデュランス『10周×2』のベストタイムで競う。どの競技も総合得点なので皆一生懸命だ。

動力の種類も、単気筒エンジン、ツイン、4発、そしてEV。さまざまなエンジンを用いてベストな状態で戦おうとしている。またインテークまで製作し流体の解析までしてるのには驚かされた。車輌フレームは自分達で溶接し、エアロパーツはカーボンを焼いて成形しているのだという。もはやプロの領域だ。ドライバーも上手なテクニシャンばかりで驚かされた。

次世代の優秀なエンジニアの育成にはもってこいの競技だと思った。どんな一流企業もここまで一生懸命になれるだろうか。ここまで情熱を捧げれるだろうか。彼らは将来、自動車業界を背負っていくだろう。この様な若者を大切にしてかなければ技術の日本は守れないだろう。

学生フォーミュラ日本大会2019 ~ クルマづくりに青春を捧げた若者たち ~