工作機械受注目標8500億

朝礼

日本工作機械工業会は、令和2年の工作機械受注目標を年初時点の1兆2千億円から、8500億円に下方修正したと発表した。年間受注額が1兆円を割るのは、リーマン・ショックの翌年の平成22年以来10年ぶり。新型コロナウイルスの世界的な流行で経済活動が一時ストップ。実体経済の悪化から国内外で不要不急の設備投資を見送る動きが広がっている。

工作機械の主要顧客となる自動車各社は、設備投資の中心を自動運転などに据えており、部品や車体の生産を目的とした設備投資が後回しにされる傾向が強まっている。

         記事  石村忠美