エンジン生産増加!

朝礼
世界のエンジン生産量

グラフを見るとわかるように、世界のエンジン基数は2040年ぐらい迄どんどん増えます。純粋にエンジンだけの車両は2020年をピークに減少しますが世界的にハイブリッド向けのエンジンが増加していくのです。今からの20年間は電気もハイブリットもどんどん増え世界の車のパイは増加するのです。最近では電気自動車の情報ばかり出回りすぎてどの企業もエンジンが無くなるみたいに、ネガティブになっていますが賢い企業は小型エンジンに向け動き続け、工作機械も小型化の量産化で水面下で動き続けています。今から10年後エンジンは2割増えます。が、しかし気筒数は間違いなく減ります。グラフの黄色、オレンジの所のエンジンに関しては2気筒、3気筒という時代がやってきます。即ち簡単なエンジンが増えるということです。企業はその様な対応をとっておかなければなりません。

いまからの3気筒エンジンの仕組み

3気筒は、いかにコストをかけずエンジンを作るかが問われる10年に突入します。ヘッド、ブロック、パン、クランク、コンロッド、ピストン、カムシャフト、メカ主要部品全てで製造コスト300ドル/一台、という時代になってきています。

二輪のエンジン生産予想台数

世界のエンジン生産台数が右肩上がりなのに対し、日本工作機が対応できていくかが2020年ポイントとなっていくだろう。エンジンは2020年で一億台の生産基数がある。日本とアメリカ国の生産を合わせても世界の2割ぐらいの現実に気づいているだろうか?製造業は本当の意味でのグローバル展開できているだろうか・・・そんな企業になれているだろうか?

                              記事 石村忠美