インド新車販売不振

朝礼

インド自動車工業会(SIAM)が発表した1月の新車販売台数(卸売りベース)は前年同月比13.8%減の173万9975台だった。排ガス新規制への仕様変更などでメーカー各社は値上げに踏み切っており、販売増につながる好材料に乏しいのが現状だ。

このうち、乗用車(PV)が同6.2%減の26万2714台、二輪車は16.1%減の134万1005台となっている。商用車は14.0%減の7万5289台だった。

とはいえ四輪だけでも34万台の新車が販売されている。この台数は日本で販売している台数とほぼおなじである。一番驚かされるのは二輪車の販売台数である。一ヶ月134万台というのは日本の約40倍である。

インドの道路事情・・・いつも渋滞である

上の写真をみて分かる様に現在インドにはミニカー(軽四輪)はほぼ無い。日本の自動車事情より物価は上がっている都市もある。

いまこそ14億人のインド市場に日本企業は全精力をあげて進出しなければならない。2022年まで工場を敷けない企業は、自動車業界、工業界、機械業界において負け組になっていく企業になっていくだろう。日本人が思うより世界は凄い速度で発展している。

販売においてスズキやホンダは二輪で認知されているのでインド市場には有利である。トヨタもスズキを販売パートナーとしてうまくやっていくだろう。他残る自動車メーカーは早急に対応しなければならないだろう。自動車メーカーとして世界で生き残っていくには中国、インドどちらかで認められるメーカーでならなくてはいけない時代になっていく。アメリカ、ヨーロッパ、日本といった地域で販売するのは市場を抑える為にも今は二の次である。

世界人口の半分を占めようとする二国に受け入れてもらえる自動車メーカーであることが大事である。

       記事  石村忠美