ダウンサイジング エンジン時代

朝礼

多くのジャーナリストは2025年までに、電気自動車の時代がくると言っている。VWも昨年、2025年までに全商品ラインナップをEVとし、2029年までに約2800万台販売すると・・・。多くの工業関係者も電気自動車の時代がくるとイメージしている。そして経営者は皆踊らされている。はっきり言おう!そんな時代はまだまだこないのである。私がはじめから強く言っているように、ハイブリッドエンジンかスモールエンジン時代になっていくのである。せいぜい10年後、道路に5%電気自動車走っていればいいとこであろう。電気自動車トップシェアの中国でさえ、販売シェア5%いかないぐらいである。その辺りが頭打ちになってくるはずである。即ち95パーセント以上はエンジンが動力なのである。日本においては99パーセントエンジン動力であることも知っておこう。

自動車メーカーも工作機械メーカーも電気の時代がスグこないと、その読みができている企業が業績を伸ばしている。こういう岐路に立たせられた時トヨタが世界で一人勝ちな理由が分かるのである。彼らはどの走行動力がきてもいいように、ガソリン、電気、水素、全てを対応してやっているがブレずにハイブリッドが主軸であることは間違いないのである。結果ダウンサイジング、エンジン時代なのである。

2020年ホンダ、マツダからも本気のEV車が発売される。そして元祖日産リーフ。それらが話題をさらう時代ではないのである。世界どこをみても不景気の極地にたたされていることと、原油相場の下落、そしてなにより電気自動車は高価な乗り物であること・・・時代背景に合わないのである。

         記事  石村忠美