工作機5G時代

朝礼

製造現場における第5世代通信(5G)の時代が始まった。大手メーカーはエリア限定の5G「ローカル5G」で遠隔操作する実験に取り組みはじめたのだ。高精細な位置情報、詳細な稼働情報の取得により、機械自動走行の精度向上や安全性向上を目指す。  

無人で一生懸命働く搬送ロボ

カメラやセンサーは大容量データ情報を即時収集し、5Gの送信速度を生かし最大限機械にフィードバック、生産性の向上を計るには必要不可欠なのである。

Docomo,auは大手工作機械メーカーとローカル5G(工場内5G)の網をひきはじめている。Iot時代になる現在、独自の5G端末やオペレーションパネルを工作機メーカーは開発していかなければいけない。でなければ工場内で操作パネルを入力しなければならない工作機械が消えないのである。

私の感覚で表現するとすれば、4Gの機械は無線で便利に動く時代になったのに対し、5Gはより滑らかに、機械がおもてなしをする領域まできていると感じた。大手メーカーの機械の中身(メカ部)はどれも一定のところまで技術が類似してきているが、電子的な技術面では全く違う方向を向いているのである。

                 

記事 石村忠美