EVプラットフォームの考え方

朝礼

電気自動車を開発するにあたって一番大事なことは、プラットフォーム型で商品を作るということである。今までの日本車の考え方のようにスチールボディモノコックにエンジンを仕込んだり、内装を仕込んだりする時代は終わりにしなければいけない。

上図写真のようにデッキ型のシャーシを作るべきであり、できればバッテリーの取り外しは下からアプローチできたほうが良い。バッテリーを保守や交換する作業、または将来のリサイクルの為にも必要不可欠なのである。いままでの車作りとは全く異なるのだが、日本車のプラットフォームの方向性があまりにも世界と違うので、方向転換したほうがいいのではと思うのである。

マツダのMX30のシャーシフレーム

上図この考え方でいくと、バッテリーを交換する時に沢山の部品を外さなくてはならない。床に電池を敷き詰めましたという考え方では世界の技術についていけないことになるのである。もっとシンプルに物事を考えなければいけないのである。動力の床ユニットがあり、移住性のあるボックスユニットが上にある。そんな車づくりが必要なのである。

これからの時代、ニッケルからリチウムに変わり、そして個体型電池に変わる。時代の流れとともに電池が変わるのに対し、いちいち車まで変えていられないのが本音である。

        記事  石村忠美