世界の電気自動車メーカーが2021後半から続々と新車を発表してくる。2020年まではテスラの独り勝ちだったというか、テスラしかなかったのだ。ではこれからはどのようなメーカーが勝ち組になり、どのような車種が売れていくのかを予想してみよう。
私が一番伸びるとおもっているのがVWである。彼らのID3.ID4の新車プロジェクトは、テスラのモデル3、モデルYのシェアを二分する位置づけにある。又ヨーロッパ、アジア市場でドイツ車の購買意識はとても強く、これから日産アリアも今後発売されるが太刀打ちできないであろう。
次にGMである。子会社に中国格安メーカーも持っているし、アメリカの電動化は早く、SUVを軸に販売を成功させていくであろう。とくにピックアップトラック等も注目である。
他にはルノーやボルボ、現代のアイオニックなどが注目していきたいところである。電気自動車先進国でいうと新興メーカーではあるが中国のNIOやLiオートなどハイテクな新車が発売される。古くは吉利汽車なども勢いをみせていくと予想している。
工作機械業界も、数あるメーカーから勝ち組をしぼり出し成功に繋げていかなければいけない。確かな情報を入手し受注につなげていきたい。
自動車メーカーは、電気自動車メーカーであるというイメージをユーザーに植え付けることが大事である為、国内自動車メーカーの世界戦略があまりに遅いので心配である。
記事 石村忠美