2021年 工作機業界予想

朝礼

日本工作機械工業会は、2021年の工作機械の年間受注額が1兆2000億円になるとの見通しを示した。海外向けを中心に回復を見込み、20年比で約3割増え19年並みの水準となると発表。

世界が電動化に向けた動きのなか2021年工作機の投資はまちがいなく電動化の投資のみになっていくであろう。内燃機関は既存の設備を利用する考え方に一時なるだろうし、国内メーカーは99パーセントエンジン車であっても、なかなかエンジンやりますって言える空気感ではないのが業界内の声である。

私が予想するに、今はテスラの独占状態ではあるが、2021年の一年間で中国メーカーがあっという間に抜き去るとおもっている。今から一年後にはEVの販売台数は、中国5割、アメリカ3割、ヨーロッパ2割、残念ながら日本のEVシェアは3パーセントぐらいだろう。世界初として日産リーフを量産していたのは、もう昔の話である。

日本の工作機メーカーは、誰がお客様なのか見極めていかなければいけない大事な時なのである。うまくいかなければ1兆2000億という数字も厳しいと判断している。

        記事  石村忠美